「奇縁の連人」15、お題「花」04、05を更新しました。
連載、終らなかったです……。
おかしいなあ?
そして……
□つづき□
隣に座っている高耶の目が次第に据わってきた。
「隊長」
「……ぁあ」
見るからに眠そうだ。
「少し休んだらどうです?このまま続けても効率が悪い」
今度の作戦の為に掻き集めた資料の読み込みを直江が手伝い始めて早2時間。
高耶は昨晩も軍議やら何ならでろくに眠れていないはずだ。
「少し横になる。1時間経ったら起こしてくれ」
「わかりました」
高耶はそのままごろんと横になると、直江の腿を枕にして眼を閉じた。
「………」
思わず面食らってしまった直江だが、
あっという間に寝息を立て始めた高耶の寝顔を見て表情を和らげる。
「おやすみなさい」
左手で高耶の髪に触れながら、再度資料に眼を通し始めた。
隊長、まさかの膝枕……。
膝枕もおなか枕も背中枕も猫枕も、
なんであんなに気持ちいいんでしょう。
あったかいからですかね?